指導後記 2003
神奈川中学2年生男子個人指導
第1回目指導
11月28日(金曜日) PM6:00〜PM8:00
人数 :
指導員:
中学2年生男子 1人
鈴木 良和
指導のねらい
 今回は3ポイントシュートとドリブルの基本を指導しました。まず最初にドリブルにもシュートにも欠かせないハンドリングを練習しました。いくつかハンドリングを紹介しましたが興味を持った物からどんどん習得していけるように、毎日繰り返し練習してほしいと思います。次にドリブルを練習しました。ドリブルもこれからレベルの高いドリブルができるようになるための土台となる基本的な練習を行ないました。これもこれから毎日繰り返して練習することで身につく技術ですので、練習方法の紹介とポイントを指導しました。
練習メニュー 指導のポイント・注意点
1.ハンドリング @ アラウンド
・・・ 体の周りでボールをまわすハンドリングです。キャッチングやドリブルにつながるメニューです。手の平と平を合わせるように意識するとうまくいきます。素早く正確に行なえることがレベルの高さです。マイケルジョーダンは30秒間に70回以上まわせるそうです。
A 持ち替え
・・・ 足の下でボールを持ち、手を持ち替えるハンドリングです。手を素早く器用に動かせることと指先のハンドリングが向上します。ボールを見ないで行なえるようになったら本物です。
B 背面キャッチ
・・・ ワンバウンドしたボールを背中でキャッチします。目で見えないところでもボールを感じることができるようになるよう、空間認知などの要素が入ったハンドリングです。後頭部でボールを支え、手を離したらキャッチするという方法も行ないました。拍手を2回で行なえるようになるといいですね。
C ハイレイアップ
・・・ レイアップシュートの要領で高くボールを上げると前方向にボールがバウンドするトップスピンがかかります。これを利用し、体の後ろでバウンドしたものを体の前でキャッチします。スピンが強くなるようにスナップを強くしてください。
D わきの下から頭の上にボールを持ち上げる
E ボールをつまみ上げる
F 指先でボールを左右に細かく移動させる
G その他色々なハンドリング
・ボールの周りを手の平が回る
・指の上でボールをまわす
・腕をくるっとボールが1周
・ひじの上でボールをとばす

2.ドリブル ドリブルのポイントは
@ボールを見ないこと
ドリブル中にボールを見てしまうと、DFやパスを出す味方が見えないため、良いプレイができないだけでなく、パスミスやドリブルをカットされるなどのターンオーバーにつながってしまいます。ボールを見なくても自由にドリブルをできるように、ハンドリング同様毎日繰り返しドリブルを練習してください。

Aコントロールできる時間を長くすること
ドリブルは手から離れてもう一度手に戻ってくるまでの間がコントロールできない時間となります。DFはこの間が最もスティールを狙いやすく、またドリブラーにとっては最も危険な状態です。この手のひらから離れて手のひらに戻ってくるまでの間が短ければ短いほどDFはカットしづらく、ドリブラーは安全にドリブルできるのです。この手のひらから離れて手のひらに戻ってくるまでの間の時間を短くするためには
@.突きだしスピード
ボールを強く突き、返ってくるスピードを早くする。
A.突き出しの高さ
床から近いところでボールを放し、床から近いところでボールを受け止める。
この二つの方法です。この二つを意識しながらドリブルの練習を行ってください。

・基礎ドリブル
 頭の上〜だんだん低くしてしゃがむ〜長座〜仰向け〜長座で開脚し、足の間を左右にドリブル

・3点ドリブル
 両足の間、右足の前、右足の後ろ、両足の間、左足の前、左足の後ろ、両足の間というように3点ずつドリブルしながら足の間を8の字を描くようにドリブルしていきます。慣れてきたら逆回りにします。3点をマスターしたら2点、1点と8の字を描くドリブルを減らしていきましょう。

3.アドバンスドリブル アドバンスドリブルはディフェンスが下がっているときに効果的なドリブルです。フット・ボールのリズムでドリブルをつき、パスに移行するときのもっとも素早いリズムのドリブルを行ないます。前足の横でドリブルを付きいつでも前方に突き出せるようにしておきましょう。ドリブルしていないほうの手は90度に曲げ前方に出しておき、ディフェンスからボールをガードするとともに、ドライブインのときに肩が入りやすくするようにしておきます。ここからすぐにクロスオーバーにも移れるよう練習しておきましょう。

4.スペースメーカー スペースメーカーはディフェンスにプレッシャーをかけられている状態で使うドリブルです。半身になり、ドリブルは後ろ足の前でつきます。インサイドアウトの要領で円を描くようにドリブルしておきます。そうすることでディフェンスの手から遠ざかるようなドリブルになり、より安全です。リトリートドリブル(下がるドリブル)でスペースを作り、そのスペースを使って切り返すか、そのスペースを埋めようとしてきたディフェンスを抜き去るなど、色々な活用方法がありますので是非実践で試してみてください。

5.チェンジオブペース ディフェンスの嫌がるボール運びをしましょう。常に同じリズム、同じスピードでドリブルしているとディフェンスは予測しやすく、非常に守りやすいものです。ディフェンスの反応を見ながらリズムやスピードを変化させることでディフェンスは余裕が無くなり、スティールなどを狙うこともできなくなります。またそのスピードの変化でディフェンスとのずれを作ることができるのでそこからチャンスを広げることもできます。スピードを上げ、ディフェンスが追いついてきたらぱっとやめる。ディフェンスがフッと気を抜いた瞬間にまたスピードを上げるといった感じです。

6.シュート指導 @ 理論説明
A. ボールをまっすぐ飛ばす
a. ボールの真ん中を人差し指が指す
b. ひじを開きすぎない
c. 肩や腰がゴールに対してまっすぐに

B. リングの上からボールが落ちてくる
a. 手首を返す(コックをつくる)
b. フォロースルー(シュートを打った後の形)で指先が45〜50度くらい上を指差しているように

C. ボディバランス
a. 基本姿勢(肩・膝・つまさきが一直線)
b. シュートを打った後も、おなかが出たり前にジャンプしてしまっていたりしないように。

D. スナップ
a. 指先の引っかけ方
b. ベロっと手の平全体でボールをなめるように
c. 生きたボールよりも死んだボールのほうがシュートは入る
d. スピンを意識

7.トリプルスレット トリプルスレットは「シュート」「パス」「ドリブル」の3つの武器が瞬時に使い分けられる状態のことを言います。パスをキャッチしてすぐにこのトリプルスレットに構えられるよう練習しましょう。今回の指導で最も重要な技術の1つです。

8.連続ジャンプシューティング 練習メニュー帳へ

感想と次への課題
 3ポイントシュートについては、まずはシンプルで微調整が少なく、ボールが左右にぶれないいいシュートフォームを身につけましょう。シュートフォームが固まるまでは無理に遠いところから打たないほうが良いと思います。はじめは意識しながらフォームを矯正し、それが意識しないでもできるようになったら距離を伸ばしてもフォームは崩れません。まずは短い距離から、いいフォームを身につけるようにしましょう。
 ドリブルについてはまず基本的な練習を毎日繰り返し練習してください。3点ドリブルなどの技にチャレンジしながら自分の上達を楽しみましょう。実践ではアドバンスドリブルやスペースメーカーをどんどん活用してみてください。

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